FewRew

未だやる気なし

さて、気力の谷なのか人生の谷なのか、とにかくやる気がない。仕事から帰ってきたらボーっとするかゲームするかの2択というくらいやる気がない。とにかく気力が少ない。頭の中はモヤモヤしっぱなしだ。怠いかったるい何もしたくない。

毒親体験

特に書くことが浮かばなくなったので、自分の毒親体験を紹介することにした。まず父親。小さい頃から愛情を感じなかった。小さい頃からろくに構ってもらった記憶が無いため、相手をしてくれていたおじいちゃんを父親だと思っていた。いきなり現れては怒鳴りつけてくるため、小さい頃母親に「あの人は僕の事嫌いなんだ」と言った事を覚えている。布団に入ってからすぐに寝ないで兄と話しているだけで「早く寝ろ!」とマジ切れのテンションで怒鳴られた。とにかく突然怒鳴られる記憶が多い。手も足も出された。嫌がることをしつこくされたのも覚えている。痛いと言っても嫌だと言っても止めてくれない。笑いながら続ける。普通に話した記憶がほぼない。幼いころに兄に腹を殴られた事を言いつけた時は目の前で兄の腹を殴り、殴られた兄は近くの壁まで吹っ飛んでぶつかりうめいていた。そのあたりから恐怖に支配されていたのかもしれない。暴力と怒声の記憶は中学生くらいまで続く。とにかく嫌な記憶ばかりだ。18歳の時に顔をはたかれたので殴り返して以来暴力はなくなった。こちらが逆らえるようになると手を出してこない、やり返せない子供に対してのみ振るわれる暴力。最悪の男だと思う。

母親は愚痴とお金が無いの2段攻撃だった。こちらの話を聞いてもらった記憶がほとんどない。父と祖母の愚痴を毎日延々と聞かされ続けた。家を片付けられない人だったのでいつも家の中はぐちゃぐちゃだった。見栄が強く、家柄で人を差別する人だった。近所の友達と遊んでいると、ほぼ必ずあの子と遊んじゃダメと言われた。誰と会っても、その人と別れた後には必ず相手の悪口を言っていた。買い物に連れていかれると店の人と話し込んで30分以上待たされることがほとんどだった。帰りたくても車で来ているため自力で帰れる距離ではない、早く帰ろうと言っても「あとちょっとだから」と言って延々と話しを続ける。本当に嫌な記憶だ。母親がアムウェイにのめり込んでから夕飯の時間にはほぼ毎日のように誰かが来ていて話が終わるまで食べられなかった。それまでは夕飯の時間に間に合うように帰らないと父親に殴られたり家に入れてもらえなかったりしたにも関わらずだ。テストの点が悪いと父親に怒鳴られなじられ続ける時間が1時間くらいだろうか、時間の記憶も何を言われていたのかも詳しくは思い出せない。そこまで追い込んで勉強させておいて、大学に受かったら「あたしは勉強しろなんて言ったことない」などと近所に言って回るような人間だった。両親とも息子をとにかく大学に入れることしか考えていなかったように思う。

愛のない家に生まれ、愛を受け取れないまま過ごした。末っ子の次男だったため、 家族の中で一番弱い立場だった。とにかく標的にされた。親の洗脳に馴染んだ兄にもいじめられて、兄の事はただの他人以下の生き物だと思っている。子供のころから友達に上手く馴染めなかった。人間関係が上手く理解できなかったのかもしれない。今でも心から人を信用していないんだと思う。消えない孤独はいつもすぐ傍にある。自分が悲惨な境遇で過ごしたんだという事をしっかり理解できたのはここ最近の話だ。田房永子さんの「キレる私をやめたい」という本を読んでから、心のつかえが取れたように自分の過去を振り返れるようになった。自分は親を憎んでいいんだと思えるようになった。そのおかげでこうして体験をブログに書けるようにまでになった。それまでは記憶にフタをしていたんだと思う。過ぎた事、もうどうにもならない事、自分ももう大人なんだからいつまでも昔の親の文句をいうのは良くない事、みたいにして気持ちにフタをしていた。でもこうしてそのフタが取れてみると、少し心が軽くなる。親を憎む自分を肯定できる。世の中にはたくさん親に苦められている人がいて、自分もその中の一人だったという事実を客観的に見れる。怒ることを許されず、苦しむ事すら煙たがられて聞いてもらう事もできず、それでも何とか生きてきた。そんな自分をかわいそうだと思う事ができる。見栄を張らなくてもいい。思ったまま、感じたままを表現できる。それが嬉しい。

それでもやる気は出ない

ここまで書いて少しスッキリした。まぁ、それでも過去は変わらないし身に付いた嫌な思考のクセも抜けない。老化によって縮んだ前頭葉が感情のコントロールを難しくするし、やる気もでない。生きるのが嫌ではないが、積極的になれない。ただ、生きている。それに限りなく近い気がする。生きる事に意味はないのだろう。今、欲しいものは、幼少期に親から愛された記憶だ。きっと、それがないからこんなに自分の心は虚ろなんだと思う。そして、それはもう手に入らないものだ。欲しいものが手に入らないだけの人生だった。金もない。仕事は来月で無くなる。これじゃあやる気が出るはずないか。後は寿命がくるまでただ生きるだけだ。ここまでよくやってこれたものだ。次の就職活動は上手くいきますように。

-FewRew